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ランナーで蘇る銭湯

541965年には全国で約2万2千軒もあった銭湯も、2005年には5千軒あまりと激減してしまっている。

理由はいうまでもなく家庭への風呂の普及である。

そんな衰退の一途をたどる銭湯だが、近年のランニングブームに合わせて復権の兆しをみせている。

ランナーが銭湯を使うメリット

55ランニングの前後には着替えを行うし、走ったあとには汗も流したい。

自宅を起点に練習するのなら着替えも入浴も自宅で行えばよいが、学校や職場の近くをトレーニング場所にしている場合にはそういうわけにはいかない。

ランニングサークルなどで集まって練習する場合にも、着替えや汗を流す場所は欲しい。

そうしたニーズに銭湯が応えるケースが増えている。

ランナーの効率の良い銭湯での入浴方法

61通常なら銭湯では入店してそのまま入浴するのだが、ランニングの場合はまずウェアに着替える。

衣類や荷物はロッカーに預けたまま一旦銭湯を出てランニングに向かう。

走り終わったあとは銭湯に戻ってきて汗を流すという具合だ。

マラソン人口は1千万人とも言われている。

ランナーを取り込むことができれば銭湯にとって大きな魅力となる。

そこで、銭湯側も周辺のランニングコースを案内するなど、ランナーに向けてアピールするところも出てきている。

かつては街の社交場であった銭湯がマラソンブームと交わってあらたな文化を形成して蘇るのかもしれない。

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